2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

森博嗣『すべてがFになる』

森博嗣の小説の処女作です。ジャンルとしてはミステリーで、あらすじは以下のような感じです。 大学の夏休みのゼミ合宿で、とある孤島にキャンプに行くことになったN大学助教授犀川創平と女子大生西之園萌絵。しかし、その孤島にあったハイテク研究所で2人…

米澤穂信『さよなら妖精』(創元推理文庫)

米澤穂信さんの代表作『さよなら妖精』は、創元推理文庫で買える。ラノベにはちょっと距離を感じるけど、ミステリ仕立ての青春小説を読んでみたいという人にはうってつけ、と言われていたのであたしも手を伸ばしてみた。この物語は一応、ミステリなんだと思…

山川直人『コーヒーもう一杯』(3)(エンターブレイン)

山川直人の漫画をよむときには、意識して読むスピードをゆるやかにする必要がある。ていねいにめぐらされたカケアミを、ゆっくりゆっくり吟味する。さながら、喫茶店で一杯の美味しいコーヒーを味わうときのように。ときには、苦い話もある。だがふしぎと暗…